子どもの矯正
Children's dentition
子どもの矯正
最近、マスクを着ける時間が多いことから、大人の矯正治療がとても多く、歯並びの美しさや機能と健康への関心が高まっています。
その中で、子どもの歯並びについてお悩みかと思います。
こんなお悩みをお持ちでしたら、ぜひ最後まで御覧ください。そして最善の判断が出来るように相談してください。
お子さんのお悩み
- 歯並びが明らかに悪い 出っ歯、八重歯、反対咬合など。
- 鼻詰まり、口呼吸が気になる。口がぽかんといつも開いている。
- 夜いびきをかいて寝ている。食事をペチャペチャ音を立てて食べる事が多い。
- 集中力が無い、いつも眠そう。
この様な症状、気になる事があれば、相談されることをおすすめします。
後悔の無いように、考えてください。
先の4つの症状で、
「1」は、矯正治療を考える方が良いかと思います。
「2」は、鼻呼吸が出来ていないことが疑われますので、その原因を追求しましょう。
「3」は、舌の位置が悪い可能性があり、鼻呼吸が出来てなくて口呼吸が常態化している事が疑われます。
「4」は、先に挙げた原因が重なり、 睡眠に悪影響を与えて健全な成長を阻んでいます。
つまり、この様な事情でお子さんの成長、健康が阻害されています。
子どもの矯正についての動画
- 目次 -
子どもの矯正治療始める時期
放置するデメリット
子どもの矯正のメリット
最初の相談
子どもの矯正治療を始める時期
子どもの矯正治療については、小児矯正と言われる「子どもの時の矯正」が重要という結論からお伝えします。
小児矯正とは、幼稚園・保育園、小学生が中心になる矯正治療を指します。
これは、なぜ必要なのか、いつやるのか?
それは、「今だ」という話を進めていきます。
いつ始めるのが良いのか
結論として、永久歯が揃う前に始めるのが良いのです。
それは、上顎の成長期であることから最大の目的である、上顎の拡大を行いやすいからです。
上顎の成長という話をしましたが、スキャモンの発育曲線を紹介します。
上顎は神経型に近く、下顎は身体型に近い発育曲線になります。
上顎の成長のピークは8歳から10歳ぐらいです。
このピークに合わせて、上顎の拡大を補ってあげるなどの矯正治療のチャンスなのです。
中学生になってからでは遅い?
中学生になってからでも可能ですが、中学生になると勉強やクラブ活動が忙しくなります。
その時期に歯科医院に通う時間が取りにくくなります。この様な環境的な要因があります。
更に、中学生になる頃に終わって置きたい理由として、勉強やスポーツのパフォーマンスが中学生から発揮できる様に準備しておくという時期的なメリットがあります。
そのため、小学生低学年から矯正治療を始めることが最も効率が良いと言えます。
大人になてからの矯正は大変?
もちろん、おとなになってからでも矯正治療は可能です。
しかし、上顎などの骨格が既に形成されていることから、拡大に矯正用インプラントが必要になります。
前項でもお伝えした通り、既に成長のピークが終わった、安定した状況を変えていくという事になってしまいます。
また、矯正治療を始める動機に、歯の見た目を治したいという美容目的の方が多く居られます。
大人になってから、矯正の装置を長期間着けているというストレスもあるので、できれば子供の頃に終わらせたいですね。
つまり、10歳までに矯正治療をはじめて中学生になるまでには、正しい歯並びの基礎を手に入れておくことをおすすめします。
全てのお子さんが、当てはまるものではないので、先ずは相談してみてはいかがでしょうか。
\\不安なことは、遠慮なく//
矯正治療を行わずに先の症状を放置すると、どの様な問題点があるでしょうか?。
放置するデメリット
健康への悪影響と見た目の悪さ
悪影響は、主に歯並びが悪くなっていく、悪いままで大人の歯が生えてくる事になります。
具体的には、上顎が健全な発達ができないことから、問題が起こります。
正しく咬めないことや、歯磨きがうまく出来ないといった問題が起こります。
呼吸に問題を起こす
上顎の上には、鼻腔という呼吸した空気の通り道があり、その鼻腔には様々な機能があります。
健康を守る上でとても大切な機能がありますので、その機能が働かないと全身に悪影響がでます。
その機能は、加湿・異物除去・ウイルスやバイキンの侵入を防いでいます。
鼻呼吸が損なわれると、健康で過ごすことが出来ず、様々なリスクに晒されます。
口の中の力バランスが崩れるおそれがある
上顎の発達が悪いと、下顎の成長にも影響します。
もちろん歯並びが悪くなる最大の原因となることは、ここまでのお話でイメージできるかと思います。
実は、口の中の力のバランスというのも大事な要素になります。
健康で正しい状態のときは、無意識に舌は上顎にくっついています。
舌で、上顎の内側を押し上げているようなイメージです。
その位置に舌が有ることで、上顎の歯のアーチを形成します。
内側から押している力が、働くことできれいなアーチになります。
もし、舌がその位置にない場合は、頬の筋肉で内側に押されることで、上顎のアーチは狭くなっていきます。
そうなると、舌は上顎に着くこともできなくなり、悪いスパイラルとなり歯並びは悪くなるばかりです。
狭く尖った上顎の歯並び
理想的なアーチとなった歯並び
悪い癖となって治らない
既に口呼吸となっている場合は、口呼吸も悪い癖のひとつです。しかし、鼻の機能に問題点がある場合は、治療しなければなりません。
治療後も口呼吸となっている場合は、悪い癖となります。
その結果、子どもの口がぽかーんと開いたままになっていることがあります。
現代の子どもの約30%が、この「お口ポカーン」状態というデータがあります。
つまり、何らかの原因で鼻呼吸が出来ずに口呼吸になっているという実態があります。
これらの悪影響をそのままにして、健康の問題を先送りにしますか?
\\先送りにしない場合は、//
矯正治療の相談というと、費用が不安、断りにくい、などの不安があります。
当院は、矯正専門の歯科医院ではありません。むし歯治療や定期的な健診も気軽に受けていただける体制です。
「この子の将来、歯並び大丈夫でしょうか?」と、気軽に質問できると思います。
子どもの矯正のメリットについて
お子さんの矯正治療を始める時期の考え方や、放置するデメリットを説明しました。
子どもの頃に矯正治療を始めるメリットは、その多くのデメリットをクリアする事が最大のメリットです。
しかし、ひとつだけ
お話していない
大きなメリットが
あります。
それは・・・、
「費用の面でとても有利」
ということです。
それは、子どもが成長する段階で矯正を行うという事に大きく関係します。
最も成長が大きな時期を利用することが、きれいな歯並びへの近道です。
大人になれば、骨も強く安定してしまうので、上顎の拡大には、矯正用インプラントが必要になります。
そして、全顎の矯正になるので、それだけ費用も多くかかるということです。
費用の比較表
子ども | おとな | |
全顎矯正 | 385,000円 (税込) 【Ⅰ期治療】 低い |
770,000円〜 880,000円(税込) 更にインプラント費用も かかる場合があります。 高い |
部分矯正 | 低い | 高い |
治療期間 | 短い 約1年程度 |
長い 約1〜2年 |
同じ治療を行っても、子どもの頃に始めると、
● 早く終る可能性が高い。
● 費用が抑えられる場合が多い。
何より、きれいな歯並びになるメリットを長期間受けられるのです。
中学・高校生の時期に勉強やスポーツのパフォーマンスを上げやすい。
将来に渡って、メリットが大きいということです。
最初の相談について
最初の相談については、簡単な検査でのみで可能です。
矯正カウンセリング(簡易検査を含みます)
¥5,500です。
\\ カウンセリングで//
- 私たちが、お子様のお口の健康を守るパートナーとしてサポートいたします。
- 些細なことでも気軽に聞いていただけるような雰囲気作りを心がけています。
- 「より美しく健康に」をテーマに、より良い治療提案と技術を提供してまいります。
これらの症状があり、お子さんの健康が気になる方は、一緒に学んでいきましょう。
ページを読むのが大変、どんな先生?と、思われる方は、先に動画をご覧いただくことも出来ます。