2023-07-05
なぜ失敗する?マウスピース矯正アライナー矯正
これは、マウスピース矯正もアライナー矯正も同じです。今回は、「なぜ失敗する?」というタイトルでお話をしていきます。
目次
日本矯正歯科学会の見解
まず、日本矯正歯科学会の見解をお話ししておきます。アライナー矯正マウスピース矯正についての見解です。
日本矯正歯科学会というのは、90年以上ある歴史のある学会ではあります。
公益社団法人日本矯正歯科学会のPOSITIONステートメント2019年6月5日、マウスピース型矯正装置による治療に関する見解という文章を公式に出しております。先にそれを読み解きます。
抜粋したところだけをお話をすれば、患者自身の独自の判断でこれらを使用し、歯を移動することは、歯科医学的にも非常に危険である。
また、矯正歯科領域の全般に渡る基本的な教育と臨床的なトレーニングを受けた歯科医師がきっちりと行わなければ駄目だと挙げています。
メリット・デメリット
そして、欠点と利点を挙げて居ますので紹介します。
面白いことに、利点欠点ではくて先に欠点を挙げています。欠点が困りごとだということでしょうか。
欠点
では、欠点をまず見ていきます。移動量の少ない症例に限られる場合(大きく動かすのではなくて、少しぐらい動かす)以下の内容に限る。
・軽度の乱杭、軽くでこぼこしている。
・軽度の歯の空隙(ちょっとは空いてる)。
・矯正治療後の軽度な後戻り(矯正治療をしけど、後戻りした時)
これらの症例の対応に限られるという文章があります。
そして、毎日長時間の装置を毎日長時間装着を必要とし、使用状況によって効果が大きく異なる。
これは重要です。
毎日患者自身が入れていないと効果は変わってくる。結果が大きく異なってくるということになります。
次に、小児や骨格性な要因を含む症例には適さない。駄目とは言っていないけどお子さんには向いてないということでしょう。
骨格的な問題を抱えてるには向いてないないということです。
そして、現在の歯科の医療水準で考えれば、精密な歯の移動は原則として今現在の医療水準です。
もうちょっと先になれば、医療水準が変わってきますので、現在の医療水準では難しい。
でも現在の医療水準を超えている。すごくハイレベルな取り組みをしている医院は、また違うということですかね。
原則として満足のいく治療結果が得られない可能性があるのです。
これは、一般的に矯正を専門にしている矯正歯科医の団体学会の標準的な医療水準では難しいということです。
利点
次に利点ですが、世の中この利点ばかりで各メーカーが売ってますし、インターネットを見れば大量に情報が出てきますので、利点を改めて言うまでもないですが、ひとつひとつ確認していきましょう。
見えにくい装置
他人から見えにくい装置というのが挙げられています。
逆に言い換えればワイヤー・ブラケット矯正の視覚的な見た目の問題をクリアしたということでしょうか。透明ですのでクリアかと言えますね。
装置の着脱が可能
装置の着脱が簡単にできて、食事や歯磨きの時は、初日てできるよということです。
非金属
金属を使っていませんので、金属アレルギーの問題はないと言えます。
医院で治療にかかる時間が短い
診療室での治療時間は比較的短いことが利点として挙げられてます。
利点は、この様に強調されているのです。利点が強調されて欠点に注目してみましょうということです。
どう評価するか
利点については、すでに皆さんはご存じかと思います。
・見た目が良い。
・取り外しできる。
・歯磨きしやすい。
などの、利点ばかり注目されていますが、そこに落とし穴があるのではないかと思います。
欠点を見ておかなくてはいけないということになります。
マウスピース矯正が失敗する理由を私なりに考えてみました。
ドクターの治療計画が終わると、自分がうまくできる。
そこまでの医療水準に達していない治療計画を立てていたり、無理な治療計画を立てているという場合は、当然ダメです。
患者さんは、マウスピースを正しく装着していないと原則的に治りません。
失敗を避けるために
歯磨きと食事の時以外はずっとマウスピースを入れておいて欲しいのです。
22時間ぐらいは、マウスピースを入れておく必要があります。何より入れなかったらダメなのです。
マウスピースを入れないことが、失敗の理由の第一位だと言えます。
マウスピースの装着時間が短いのはダメです。そして正しく装着されている必要があります。少しでも浮き上がっていてはダメです。
つまりぴったりとはまってなきゃダメなんです。
そういう注意点があります。
これらがうまくいかなかったら、それは失敗するということになります。
治療方法の歴史
マウスピース矯正アライナー矯正の歴史っていうのは20年ほどです。
片やワイヤー矯正の歴史は100年以上あります。
歴史の差が大きくあります。
新しいのが駄目で、歴史があるから良いという話ではありません。
マウスピース矯正アライナー矯正は、今から20年ほど前に、アメリカのアラインテクノロジー社が販売してですね。
矯正に回すピースを形の取り入れてきた日本では、2006年くらいから本格的にマウスピース矯正が増えてきた経緯があります。
日本では20年経っていないです。歴史が浅いという現実はあります。
それは、つまり医療水準がそこまで達していないということも言えるかと思います。
今後は医療水準が上がっていくと、マウスピース矯正のできないことは難しいことが矯正される。
先生方の中にもクリアできていく時代になってくるかと思います。
自身も両方の経験者
私の実体験からの感想です。
実は、私自身ブラケットもつけたこともあるし、マウスピースを入れていたこともあります。両方の経験者なんですね。
片一方だけの経験者では経験してないんだから分からないんですけれども、両方を経験しているうちの患者さんにも両方経験している方がいらっしゃいます。
矯正後の後戻りの治療する時に、もう先生もブラケットやワイヤーはいややとじゃ、マウスピースでこのぐらいだったら治るよということで入れたああ楽です。
これで良かったです。もうブラケットは嫌ですという人も居ます。
単位でマウスピース矯正を施設。そのマウスピースが耐えられない入れてられないうんでもその医院ではマウスピースしかやってないからをマウスピース矯正をやらなくてブラケットしてくださいっていう患者さんもいます。
だから、両方を経験している人でも、どっちがいいっていうのは人によって違うんですね。
ちゃんとした歯科医師の診断があって、治療計画が正しければ、ワイヤーでもマウスピース・アライナー矯正でも同じゴールに到達すると思うのでが、その背景には患者さんがあるということです。
私自身の実体験からの感想ですけれども、意識が低くて面倒くさがり屋、三日坊主には不向きです。
面倒くさいです。取ったり外したり、照れくさいもうつけといたものだからですね。
安価は途中で投げ出しやすい
それから安いとはやらないんじゃないかなとよく、今は巷でですね。
歯医者飛ばしのマウスピース矯正といって、どこから駅前でスキャニングして印章型を取ってんで、自宅に送られてくるようなシステムもあると聞いてます。
そして、非常に安く金額を押さえている金額安いとですね。
でもいいやって思っちゃう人も結構出てくると思います。
お金捨ててるだけですから、高い金額を取るというのも重要だと思ってます。
パーソナルトレーニングでRIZAPっtあるじゃないですか。あれは、1セット30〜40万するんですよね。
そこから金額は高くなっていく仕組みかと思います。
高い金額出してるからそのお金を捨てずに頑張ってやっていこうという意識になるんだと思います。
安かったらやらなくなると思います。
面倒くさがり屋さんは意識が低い人はですね。
やっぱりめんどくさい
多少痛い締め付けられ感は感じました。
面倒くさいと感じるときは、
外食時面倒くさいですね。お昼昼食に喫茶店に行ったりとかする時に、本質としては経験もあります。
私の場合、外ではずすのが嫌なんで、診療所で安心してから行くんですけれども、外し忘れて喫茶店行っちゃうんですね。
そうすると、人に見えないように隠れてぱって外してティッシュか何かに転んで起こるんですよ。
そうすると、今度帰る時にそれを忘れて帰ったんですよね。忘れて帰ってすぐ気付きますからすぐ戻ってマスターに落ちてなかったってそんなんですか。
そんなんなかったですよって言っていや、確かもう置いてたと思うんですけれどと言ったら、マスターのゴミはゴミ箱から出てきました。
そういう経験もしてます。面倒くさいですね。
今指示することもありますで、缶食事が面倒くさいんですね。
ちょっと休憩して何かお茶でも飲むかとか何かお菓子でも嘉次郎かという。
時にですね。もう外すの面倒くさくなるからっていうことはありますで、他に感じたことはですね。
ブラケットやワイヤーを通している時には、多少粘膜に傷をした経験もあるんですけども、マウスピースではそういうような経験はしてません。
指導や指示ではなく、サポートが必要?
粘膜には優しいのかなと思ってます。
この結果にコミットできるかとRIZAPみたいな話ですけれども、委員としてマウスピース矯正を積極的にしていく時に患者さんにコミットできるかということですね。
約束できるのかということですけれども、これは最高水準の品質ちゃんと診断をして治療計画を立てるということになりますようになるでしょうし、医療水準の知識技術の問題も出てくるでしょう。
そして、高いコミュニケーション能力も重要になっていくのかなと思っています。
RIZAPでいうようなサポーターですかトレーナーかサポートするかをある意味電話をかけてですね。今日も20時間やれましたか?って毎日聞いてあげるとかね。
そういうなことも必要になっていくのかなと結果にコミットするためにはですね。
高い費用も先程も話したように必要だと思ってます。安かったらやらなくなると思います。
患者さんの責任が大きい矯正治療法だよっていうことは覚えておいてほしいんですね。
ブラケットワイヤーは結婚も歯医者さん任せで治っていきます。マウスピース矯正は、もうどちらが患者さんの意識レベルによって差が出ます。
11.まとめ
私の個人的な見解ですので、多少違う皆さん捉え方はそういうふうな意識を持っておいてほしいんですけれども、知識と技術がしっかりしている歯科医を選ぶことが重要だなと思います。
それからですね。
できるだけ治療費が高い医院を選ぶと、これ何お店にはって怒られそうなんですけれども、高いところの方がいいと思います。
まあ、高くてひどいのは最も罪深いかと思うんですが、高く、金額を設定してるところはそれなりにしっかりした治療計画を立てていることが多いと思います。
安いところはやっぱりひどいと思いますで安かったらやらなくなります。マウスピース矯正は患者さんの意識が大切なんで、安かったりやらなくなると思うんですね。
ですから、あえて治療費が高い医院を選びましょうという風に書いてみました。それから、何事も長続きしないとやらない方がいいと思います。
面倒くさがり屋3日、坊主さんは続かない可能性があります。そして、ご自身の仕事や生活に適応できるかどうかが大切ですね。
外食が多いと、人前でしょっちゅう外食したりとかするような人とかというのは不向きかもしれません。そういうなことを踏まえてマウスピース矯正を考えてほしいんですね。
本日はなぜ失敗するマウスピース矯正アライナー矯正というお話をさせていただきました。ワイヤー矯正にはワイヤー矯正の利点欠点があります。
マウスピース矯正にはマウスピース矯正の利点欠点があります。
ちゃんとした診断のもと、ちゃんとした治療計画のもとに行って、きっちり行えればマウスピースであろうとワイヤーであろうと同じゴールを迎えることはできるかと思います。
本日はなぜ失敗するというお話をさせていただきました。
それでは、今回の勉強はここまでになります。
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